社内恋愛で付き合うのは普通の恋愛よりいろんな意味でハードルが高いです。
特に告白の時は、成功か失敗かの結果に関わらずその後の関係が変化することは間違いないので躊躇する人も多いと思います。
しかし私は、旦那と職場恋愛の末結婚したのですが、自分から告白しました。
告白を決意した理由はいたってシンプルで、他の人に取られる前に思いを伝えておきたかったからです。
あと、相手の異動が決まったので、それがきっかけとなりました。
もちろん、告白する前には山のように考えないといけないことがあります。
自分の中での覚悟が決まっていることと、告白する相手の状況も見極めなくてはいけません。
私が経験した、職場恋愛の告白の注意点を解説します。
目次
職場恋愛で告白する前に考えないといけないこと
気軽に告白はNG!事前に考えておくべき4つのチェック項目【自分編】
職場恋愛で女性の私から告白したわけですが、気軽な気持ちで告白したわけではありません。
職場恋愛はリスクもありますので、行動に移す前に本当に告白してもいいものか自問自答すべきです。
告白に至るまでに私が考えたチェック項目は以下の通りです。
正直、このチェック項目をパスできない人はまだ告白しない方がいいと思います。
- 告白して振られても後悔しませんか?
- 告白後は何かしら関係性に変化が生まれる。それでもいいですか?
- 振られても職場内の人に愚痴ったり相談しませんか?
- 付き合えてもその後も苦しいことがあるが良いですか?
職場恋愛で付き合うことの何がキツいかって、基本的に定年まで一緒にいないといけないからキツイのです。
フラれようが、ケンカしようが、顔を合わせなければいけません。
それでも仕事をしなければいけないわけです。
自分にとっても、相手にとっても、周囲の同僚にとっても、恋愛心が迷惑になってはいけないのです。
この4つの項目は超重要で、確実に関係性が変わる覚悟はしておかなければいけません。
また、仮に、告白後、自分が望むような結果にならなかった時に自分感情を抑えられるかというのを事前に強く認識しておくべきだし、シミュレーションしておくべきだと思うのです。
よくいるのですが、振られた後に相手に対して腹が立って、相手の悪口を言いふらすとか、業務上支障がでるような幼稚な仕返しをしまうとか・・・。
これは無事に付き合えた後も同じです。
職場は嫉妬しやすい環境でもありますので、そのあたりの自分の心のコントロールができるかどうかというのは非常に大きなポイントとなります。
事前にチェックしておくべき3つのチェック項目【相手編】
先ほどの4つのチェック項目で自分の覚悟をチェックしたら次は相手の状況を見ていきましょう。
こちらもチェック項目を作ってみました。
- 相手に恋人はいませんか?
- 相手は既婚者ではありませんか?
- 他にも相手のことが好きな人がいませんか?
①と②はとても分かりやすい項目なのでここでは敢えて割愛します(不倫は言語道断です)。
問題なのは③です。
実は私が告白を決意したのはこれが理由でした。
風の噂で、私意外にも旦那のことを気になっている人がいる!というのを耳にしたのです。
その女性とは軽く会話したことがある程度でしたが、仮にですよ?今後その女性と仲良くなってしまって『私、○○(←うちの旦那)のことが気になってるんですよ~』なんて相談を受けたらその瞬間終わりです。
付き合うどころか、もう告白することもできなくなります。
無理に告白したらきっとその女性は『私が好きなこと知ってて告白した!ヒドイ!』ってきっと社内に言いふらしますからね(笑)。
恋愛は先手必勝。
誰かから奪う恋でなければ私は積極的にいくべきだと思います。
そこに男女とか、年齢とか関係ありません。
他の人のものになってからは手が出せないわけですからね!
これらのチェック項目を無事にクリアした人は告白にすすむべきだと判断できます!
それではここからは実際に告白するための手引きを紹介していきます。
職場恋愛の告白のタイミング
『職場恋愛』で告白する場合は普通の恋愛と違ってタイミングが重要です。
なぜなら職場ではまずなにより優先されるべきは業務だから。
業務を邪魔するようなことがあってはいけません。その為、仕事が忙しい時期に告白して相手を邪魔するのもいけないし、もし振られた後も周囲に迷惑をかけるようなことがあってはいけません(変な気を遣わせたたりね)。
とにかくいろんな事情を考えた上で告白しないといけないのです。
とは言え、相手の気持ちやプライベートの事情をなんでもかんでも分かるわけではありません。
こちら唯一コントロールできるのは告白のタイミングだけです。
告白の成功率を上げ、告白の相手や他の同僚に迷惑をかけない為にも告白のタイミングはしっかり見計らっていきましょう!
職場恋愛で告白する時のタイミング注意点
告白する前に是非確認したいチェックポイントはこれです。
- ちゃんと関係性を築いた後のタイミングで告白する
- しっかりと告白までのプロセスを踏んだ後のタイミングで告白する
- 仕事の繁忙期を避ける
- 相手が仕事に夢中の時は避ける
これらの環境が整ったらベストタイミングです。
一つずつ解説していきます!
①ちゃんと関係性を築いた後のタイミングで告白する
告白する前にまず考えて欲しいのは相手との人間関係をちゃんと築けているか。
というのも、職場ってそのへんで声をかけるナンパと比較にならないくらい難易度が高いです。
『とりあえず付き合ってみるか~』は絶対にありません!
後にも説明しますが、同じ職場内で恋愛をするというのは非常にリスクが高いのです。
場合によっては異動になったり仕事の評価にも影響します。
そして仮に付き合うとなっても周囲に隠すのかオープンにするのか、二人でしっかり決めないといけません。多くの人が隠す選択を選びますが、堅い決意がないとすぐにバレてしまいます。
まず、あなたが信頼される人でないといけない、そしてその土台があって初めて付き合うかどうかの判断をするわけです。
あまり話したことがない他の部署の人への告白や、仕事ではちゃんと連携が取れないけど好き、みたいな理由で軽く告白して成就するはずがありません。
付き合うに値すると思ってもらえるくらいの人間関係を築いてから告白するべきです。
- 仕事で良い連携が取れている
- 安心して仕事の相談ができる
②しっかりと告白までのプロセスを踏んだ後のタイミングで告白する
相手との距離を縮める時は順番に段階を踏んでステージを進めて行きましょう。
相手と付き合いたい、告白したいと思って、ついつい焦ってしまう人がいます。あまりガツガツ行くと相手に引かれてしまう可能性もありますので注意が必要です。
- まずは仕事の相談をできる関係性を構築(愚痴を吐き出せる、業務の相談、将来の相談)
- 業務時間外にも話せる関係にする(終業後の飲み)
- プライベートの話もできる関係を構築する
特に大切なのは①です。
会社って元から仕事をする為だけに集まった集団なので共通した趣味や考え方を持った『部活』や『サークル』とはまったく違うスタートであることを忘れてはいけません。
さらに、年齢や今までの経験値も年齢、今後の目標も全く違うわけですよ。
そんな中で唯一の共通の話題は仕事に関する話。相手を知り、自分を知ってもらうにはここのステップを必ず踏まなくていはいけません。ここ話抜きでいきなり『付き合って』と言われても、ここはそもそも婚活目的で集まっている場所じゃないし、職場恋愛のリスクを考えたら、そんな人は無視して私だったら結婚相談所に速攻で入会しにいきますね(笑)。
共通の仕事の話があるから相手の長所が見えてくるんですよ。
だからこのステップをすっとばしたら職場恋愛のメリットなんてなんにもなくなっちゃうってわけです。
しっかり対等に仕事の話ができるくらいに経験を積む、というのも大切ですね。
また、休みの日も連絡を取れるようになるとステップアップとして非常に大きいですね!
- 二人だけで飲みに行ける
- 飲みに行ったら仕事以外のプライベートの話もできる
- 仕事が休みの日も連絡を取り合える
③仕事の繁忙期を避ける
会社全体で繁忙期を迎えている、災害など不測の事態が起きてとにかく忙しい、このような時の告白は当然避けるべきです。
また、相手がトラブルに巻き込まれたりして大変な時期も避けましょう。いずれにしても数日~数週間すればまた元通りになりますので時期を見送るべきです。
④相手が仕事に夢中の時は避ける
人によっては恋愛を考えられないくらい仕事にノリノリの時があります。
主に20代の人が多いかと思います。この時期は結婚はおそか恋愛も考えられないものです。
強行突破で告白した人を見たことがあります。一度は振られましたが何度も告白してOKをもらいました。
しかし、やはり仕事の魅力には適わず、結局3か月もせずに破局を迎えていました。
こればっかりはどうしようもありません。どうしても相手のことが好きなら正直待つしかないと思います。
数か月でこの熱は治まるのか・・・数年かかることも考えられます。
それを覚悟した上で追いかけましょう。
また、仕事に夢中とは少し意味合いが違いますが、新しい仕事にまだ慣れてなくて仕事以外を考える余裕がない、という時もあります。これは主に新入社員に多いです。
恋を考えるのはもう少し先になるかもしれませんが、慣れれば余裕も生まれてくるでしょう。
どちらにしても、現状の相手の心を読まなければいけません。
そのためには、普段から相手としっかりコミュニケーションを取って状況を確認しておきましょう。
ちゃんと関係性を築いていればこのへんの空気も読めるはずです。
空気を読まずに告白をすると引かれることもありますので注意です。
意外とチャンス!こんな告白のタイミングもあり!
一見『ピンチ』見える状況も、意外と告白のチャンスだったりすることがあります・
異動・転勤
同僚としても最高のパートナーだった場合、どちからの異動や転勤で距離が空いてしまうのはさみしいものですが、異動や転勤が逆に告白のタイミングになることも多いのです。
実際私はまさにこれ。
相手の異動の辞令が出た瞬間に告白を決意しました。距離が離れることで伝えやすくなるパターンもあるということです。
もしあなたと相手が同じ部署で勤務しているとして、もし勇気を出してその告白が失敗に終わったら・・・正直気まずいですよね。
振られた後はどんな表情をして顔を合わせたらいいんだろう・・・ちゃんと今まで通りに一緒に仕事ができるかな・・・
色々な不安が脳裏をよぎります。
しかし!異動や転勤が決まってからの告白は良くも悪くも、正直失うものがない状態です(笑)。
だってもし振られても、今後は顔を合わすこともないわけですからね!
だったら当たってくだけろです!!
告白が成功した場合も、部署が違えば周囲にバレる確率も大幅に下がります。
ピンチはチャンス。
この機会を逃すのはもったいないです。
相手が仕事面でメンタル的に落ち込んでいる時
落ち込み具合、個々の性格にもよりますが、この状態が意外と告白のチャンスになることもあります。
落ち込んでいる時は自信がない状態。
そこであなたが親身になって話を聞いてあげるのです。誰よりも理解者になってあげます。
そうすると自然と心を開いてくれます。
弱みに付け込むのは良くないですが、『落ち込んでいる時に助けてくれた』というのは普通の恋愛でも付き合うきっかけとしてよく聞く話。
相手に信頼されることで一気に距離が縮まります。
職場恋愛はリスクがあることも忘れてはいけない
職場恋愛はリスクが高いです。
告白しただけでも社内で噂になります。密接した人間関係の中なので、その噂が消えることはありません。
さらに付き合うとなるとさらにハードルが上がります。
一度でも付き合うと定年まで『元彼』『元カノ』という肩書がつくからです。
その後同じく社内で別の誰かと付き合うにしても『元彼』『元カノ』が常に近くにいるわけです。
社内恋愛は特殊な環境だと理解した上で告白を考えましょう。
慎重になりすぎてたらタイミングを逃して別のトラブルに発展
日本では原則、一人しか恋人を作れないので、実質早いもの勝ち。
正直、告白するなら他の人より先手を打った方がいいです。
これはまさに私の友人女性のお話。
美佳さん(仮名)は同僚のAさんに恋をしていました。
ずっとその想いを誰にも言わず胸に秘めていた美佳さん。しかしある日意を決してAさんに告白することを決意します。
しかしなかなか勇気が出ず2~3日迷っていたところ、なんと美佳さんと仲の良い後輩の女の子がAさんに告白。
残念ながらその後輩は振られてしまいましたが、美佳さんはなんとなく告白しづらい状態に。
結局タイミングを逃してしまい、告白できないまま美佳さんのその恋はフェードアウトしてしまいました。
【ポイント】
後輩が振られたからって美佳さんが遠慮することはないんですよね。でも実際、このシチュエーションになったらめっちゃ告白しにくいと思いませんか?
美佳さんが告白して成功しても気まずい。
もし何も事情を知らないAさんが美佳さんに告白してきても気まずい。
誰が悪いわけでもないのに、なんとなく気まずい。
日本の恋愛は『早く宣言したもの勝ち』みたいな暗黙のルールがあります。
『私○○くんのこと好きなんだ~』なんて誰か発言しちゃったら、もう他の人は告白することも許されません。
特に職場は狭い『社会』です。所属する全員が知り合いで関係者。
悪気がなくても、間違ったことをしていなくても、それが大きな問題に発展してしまうことがあるのです。
時系列ってとても重要ですよ。
先手を打った方がいいです。
調査結果(まとめ)
職場での恋愛はリスクが高く、タイミングがとても大切なことがわかりました。
- ちゃんと関係性を築いた後のタイミングで告白する
- しっかりと告白までのプロセスを踏んだ後のタイミングで告白する
- 仕事の繁忙期を避ける
- 相手が仕事に夢中の時は避ける
タイミングを間違えるとせっかくの告白の成功率もガンと下がってしまいます。
限られたチャンスをしっかり活かして気持ちをぶつけましょう。
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